徳川家康が愛した王子神社!髪の神様と限定御朱印の真実を追う
拝殿の右手奥、緑深き一角に佇む「関神社」の前に立つと、奉納された絵馬の異様な熱量に圧倒される。「美しい髪を保ちたい」「薄毛の悩みを解消したい」という切実な願いから、トップヘアスタイリストを目指す美容師たちの「技術向上」の誓いまで、毛髪にまつわる言葉がびっしりと並ぶ。日本でも極めて珍しい髪の神様として知られる蝉丸公を祀るこの社は、まさに毛髪の聖地だ。
なぜ蝉丸公なのか。百人一首でも名高い平安貴族でありながら、逆髪の姫のために日本で初めて「かもじ(かつら)」を考案したという伝承に由来する。抜け毛や髪質の変化に悩む人々だけでなく、人生の「絡まりを解きほぐす」象徴として、心機一転の再出発を祈る参拝者が後を絶たない。