ディーラーのタイヤ交換は本当に高い?工賃の格差とプロの裏事情
一般的な認識通り、正規代理店での作業費用はカー用品店や街のタイヤ専門店に比べて2〜3割ほど高く設定されているケースが多い。1本あたりの工賃相場を見ると、大手量販店が2,000円から3,500円程度であるのに対し、正規店舗では3,500円から5,500円前後に達する。4本分を合計し、廃タイヤ処分料やエアバルブ交換代を加算すれば、工賃だけで1万円以上の差が生じる計算だ。
だが、この価格差は単なるブランド料ではない。自動車ディーラーが設定する作業工賃(レバレート)は、専用の診断機を用いた足回りの点検や、メーカー指定の高精度トルクレンチによる厳密な締め付け管理、さらにはサスペンションへの影響を考慮したアライメント確認など、緻密な作業工程を前提に算出されている。表面上の数字だけを比較すれば確かに高額だが、作業に含まれる包括的な点検内容を勘案すれば、その受け止め方は変わってくる。