東京十社・王子神社の知られざる厄除け開運と限定御朱印の魅力
東京都神社庁の管轄する都内神社の中でも、明治天皇が准勅祭社として指定した「東京十社」の一角を占める由緒は極めて重い。国家鎮護と東京の安寧を祈念する対象として選ばれた背景には、歴代の覇者たちから注がれた尋常ならざる崇敬の歴史が存在する。
鎌倉幕府を開いた源頼朝は奥州征伐の折、この地で戦勝祈願を行い、見事成就した返礼として社領を寄進した。戦国時代の荒波を越え、江戸に入府した徳川家康もまた、自らの居城である江戸城の北方を守護する要衝として社領二百石を寄進。朱印地として手厚く遇した。神社神道・宗教法人としての厳格な祭祀を守り抜く姿勢は、今も境内の端正な佇まいや日々の清々しい神事作法の中に色濃く受け継がれている。