東シナ海を望む116.9Kmの攻防:肥薩おれんじ鉄道が2026年に挑む「赤字ローカル線再生」のリアル
熊本県と鹿児島県という県境を跨いで走る路線だからこその難しさも存在する。かつては行政の縦割り構造が壁となり、双方の支援スタンスに温度差が生じることもあった。しかし、現在の支援体制は大きく変化している。
沿線自治体が一体となった協議会を中心に、広域での観光プロモーションや脱炭素ファンドを活用した設備投資が本格化。県境を負担の境界線にするのではなく、共通の地域資源として捉え直す意識改革が結実しつつある。