ドリフ早口ことばの衝撃!志村けんがソウル音律に込めた伝説の舞台裏
この演目の根底に流れているのは、実はアメリカのブラックミュージックやソウルミュージックの要素である。1979年に世界中で大ヒットしたシュガーヒル・ギャングの『Rapper's Delight』をはじめ、当時黎明期にあったヒップホップやファンクのグルーヴを、いかりや長介や志村けんは逸早くキャッチしていた。
彼らは元々、本格的なミュージシャンとしてキャリアをスタートさせたバンドマンだ。洋楽の最先端のビートを日本の伝統的な早口言葉と融合させるという力技は、彼らの卓越した音楽的背景があったからこそ実現した。ジャズやR&Bのタイム感を身体に染み込ませたコント師たちが、お笑いの文脈にブラックミュージックの革新性を持ち込んだ歴史的瞬間だったと言える。