仮面ライダー旧2号の真実!一文字隼人が変えた特撮ヒーロー歴史
なぜ「変身」というアクションは、これほどまでに子供たちの心を掴んだのか。その答えは、予期せぬトラブルの中に隠されていた。1号ライダー・本郷猛を演じた藤岡弘、(現・藤岡弘、)のバイク事故により、急遽主役に抜擢された佐々木剛。しかし、当時の佐々木は二輪免許を持っていなかった。バイク走行中の風圧で変身ベルトを回すという旧1号の設定が使えなくなったのだ。
そこで考案されたのが、自らのポーズによって変身機構を始動させる「変身ポーズ」だった。腕を大きく交差し、掛け声とともにポーズを極める。この革新的な演出は瞬く間に子供たちの間で大流行し、最高視聴率30%超という伝説的数字を叩き出す原動力となった。アクシデントを逆手に取った制作陣の執念が、ヒーロー番組の歴史を根底から変えた瞬間である。