放送大学の地上波終了なぜ?無料視聴の新ルートと激変する学習術

放送大学の地上波終了なぜ?無料視聴の新ルートと激変する学習術

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2018年秋、多くの視聴者に惜しまれつつ幕を閉じた地上波放送。なぜ放送大学学園は、慣れ親しまれた地上波の電波を手放す決断を下したのか。その背景には、国の電波政策と教育格差の是正という重いテーマが横たわっている。

最大の要因は、放送エリアの不均衡だった。従来の地上デジタルテレビ放送における放送大学の電波は、東京タワーおよび東京スカイツリーから送信される関東広域圏(1都6県の一部)に限定されていた。日本全国の学生から等しく授業料を徴収しながら、テレビのアンテナ線1本で生講義を享受できるのは関東在住者だけという構造的な矛盾。これを監督官庁である文部科学省および総務省が長年放置できるはずもなかった。

さらに莫大な設備更新コストが追い打ちをかけた。送信所や中継局の維持・更新には十数億円規模の予算が継続的に求められる。限られた公的財源をローカルな地上波送信インフラに費やすより、全国一律に届く衛星やインターネットへ全振りする――。それは、財政面からも教育機会の均等という理念からも、避けて通れない合理的な選択だった。

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渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

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