富山湾の青き神秘!世界唯一の発光ショーと混雑回避の徹底攻略
なぜホタルイカはこれほど鮮やかに光るのか。その謎にいち早く着目し、学術的な光を当てたのが明治の動物学者・渡瀬庄三郎博士だ。彼の研究功績を讃え、学名にはホタルイカ(Watasenia scintillans)という美しい名が刻まれている。
彼らが放つコバルトブルーの輝きは、ルシフェリンと呼ばれる発光物質とルシフェラーゼという酵素が体内で化学反応を起こすことで生じる。触手の先端にある2粒の巨大な発光器は、外敵を威嚇する際にカメラのフラッシュのように強烈に発光。腹部にある数百の微細な発光器は、海面から降り注ぐ月明かりに自らの影を溶け込ませる「カウンターイルミネーション(擬態)」の役目を果たす。美しさの裏に秘められた、過酷な深海を生き抜くための究極の生存戦略がそこにある。