高橋まつりさん過労死事件の全貌|残されたSnsの叫びと母の現在
過酷な状況の中、彼女が心の叫びを吐き出していたのが個人のTwitter(現X)アカウントでした。投稿された言葉の数々は、日を追うごとに追い詰められていく心理状態をリアルに物語っています。
「1日20時間以上会社にいると、もう何のために生きているのか分からなくなって笑えてくる」「体も心もズタズタ」「眠りたい以外の感情を失った」といった切痛なつぶやきが連日投稿されていました。深夜や早朝の短い睡眠時間の中で、助けを求めるように綴られたメッセージの数々は、後に過酷な労働環境を証明する動かぬ証拠となりました。
そして2015年12月25日、東京都内の社宅寮から自ら命を絶ちました。母・幸美さんに宛てて送信された最後のメールには、遺書として次の言葉が遺されていました。
「世界で一番大切なお母さん、さようなら。仕事も人生も、とてもつらかった。今までありがとう。自分を責めないでね。最高のお母さんだから」