歌舞伎町を揺るがしたハウルの光と影!トー横の深層を徹底追跡
赤と黒の揃いの法被を羽織り、路上のゴミを黙々と拾い集める青年たち。その中心にいたのが、自らを「ハウル」と名乗った小川優吾容疑者(当時)だった。彼が結成した「歌舞伎町卍会」は、街の美化活動や炊き出しを隠れ蓑にしながら、夜の街を彷徨うトー横キッズを急速に取り込んでいった。
当時の歌舞伎町は、コロナ禍で学校やアルバイト先を失い、家庭環境に苦しむ少年少女が吸い寄せられる吹き溜まりと化していた。そこに現れたのが「大人の味方」を自称するハウルだ。温かい食事を配り、路上生活の不安に耳を傾ける姿は、孤独な未成年者の目に頼もしい兄貴分として映った。
だが、その慈善の顔は巧妙な支配装置でもあった。彼を慕って集まった少女たちに対し、密室での接触や性的な搾取が行われていた実態が後に明らかになる。善意による囲い込みと心理的な依存の形成。広場を支配していたのは、純粋なボランティア精神ではなく、孤立した弱者を支配する歪んだ力関係だった。 (出典: ハウル トー横(Yahoo!ニュース))