ゴッホも愛したアイリスの秘密!品種の見分け方と枯らさない極意
「畑の虹」という異名を持つジャーマンアイリスは、アヤメ科の中でもひときわゴージャスな存在だ。花弁の中央にモヘアのような突起(ひげ)を持ち、幾重にも波打つフリル状の花びらが立体的な美しさを醸し出す。カラーバリエーションの豊かさは群を抜いており、上下の花弁で色が異なるバイカラーや、繊細な覆輪を持つ品種が庭を劇的に変える。
乾燥地帯を原産とするため、日本の高温多湿をやや苦手とするものの、水はけさえ確保できれば強健そのものだ。英国王立園芸協会のフラワーショーでも主役級の扱いを受け、花卉園芸業界では毎年のように洗練された新品種が市場へ送り出されている。過剰な水やりを避け、乾かし気味に育てる潔さが、大輪を咲かせる最大のコツだ。