宮史郎の現在と『女のみち』の伝説|没後も響く歌声と再評価の波
ぴんからトリオの快進撃は、宮史郎一人だけの力で成し遂げられたものではない。天才的な作詞・作曲センスでユニットを牽引した並木ひろし、そして弟の強烈な個性を温かく支え続けた兄・宮五郎。この3人の奇跡的な化学反応があったからこそ、あの大ヒットは生まれた。
日本コロムビアから世に送り出された作品群は、日本のポピュラー音楽史上における財産である。ユニット解散後、それぞれが異なる道を歩み、並木ひろしや宮五郎もまた世を去ったが、彼らが放った熱量は作品の中に永遠に閉じ込められている。グループ結成からソロ活動への変遷まで、彼らが刻んだ軌跡は日本の音楽業界にとって欠かすことのできない歴史の一ページなのだ。