Grヤリス後部座席は実用に耐える?大人の居住性と荷室を徹底検証
「小さな子どもがいるが、GRヤリスをファミリーカーとして兼用できるか」という相談は後を絶たない。法規上の要件として、後席にはしっかりとISOFIXアンカーが2座分備わっている。安全規格に適合したシートの固定そのものは確実に行える。
だが、運用面には大きなハードルが立ちふさがる。特に乳幼児用の後ろ向きチャイルドシートを装着する場合、助手席をかなり前方へスライドさせなければ干渉してしまう。結果として助手席の居住性が著しく犠牲になる。さらに、3ドア車特有の「子どもを抱きかかえてかがみ込み、狭い開口部から後席へセットする」という一連の動作は、日々の育児において強烈な腰への負担を強いる。
ジュニアシートに移行した5歳以上の子どもであれば、自力で乗り降りできるため実用性は格段に向上する。ただし、チャイルドシートを常時載せて日常の送り迎えをこなすメインカーとして選ぶには、かなりの覚悟と割り切りが求められるのが現実だ。