貫地谷しほりの現在とは?結婚後の私生活と圧巻の演技力に迫る
彼女の歩みを振り返るうえで欠かせないのが、みずみずしい存在感で脚光を浴びた青春映画の金字塔『スウィングガールズ』だ。ブラスバンドに情熱を注ぐ女子生徒を等身大で好演し、一躍その名を世に知らしめた。その後、将来を有望視される俳優に贈られるエランドール賞新人賞を受賞。業界内外からの期待は一気に高まった。
決定打となったのは、日本放送協会(NHK)が誇る看板枠、連続テレビ小説『ちりとてちん』でのヒロイン抜擢だ。落語の世界に飛び込み、悩みながらも前を向く若き主人公の葛藤と成長を泥臭く、かつ愛らしく体現。毎朝、茶の間に笑いと涙を届け、お茶の間の心を掴み取った。コメディとシリアスの絶妙な間合いを身体感覚で掴んだこの経験は、彼女の役者人生における強固な背骨となっている。
さらに、映画「くちづけ」では知的障がいを持つ娘という極めて難度の高い役柄に全身全霊で挑み、ブルーリボン賞主演女優賞を受賞。繊細な感情の機微を余すところなく表現し、単なる人気女優から日本を代表する演技派へと完全に脱皮を遂げた。