関東平野の地下に眠る巨大な謎とは?首都を支える奇跡の地形史

関東平野の地下に眠る巨大な謎とは?首都を支える奇跡の地形史

関東平野の地下に眠る巨大な謎とは?首都を支える奇跡の地形史について分かりやすく解説いたします。最新の情報をご覧ください。

この広大な大地を「死に地」から「日本の中心」へと変貌させた決定打は、1590年の徳川家康の江戸入封だった。当時の江戸は、利根川や荒川が縦横無尽に氾濫し、見渡す限りの葦原と泥湿地が広がる過酷な環境に過ぎなかった。暴れ川を制することなくして、城下町の繁栄はあり得なかったのだ。

家康とその技術者集団が着手したのが、日本土木史上最大のプロジェクトと称される「利根川東遷事業」である。かつて東京湾へと注いでいた利根川本流の流路を、60年以上の歳月をかけて東へ東へと人工的に曲げ、太平洋の銚子口へと付け替えた。この壮大な瀬替えによって水害の脅威が激減し、干拓地は肥沃な穀倉地帯へと変貌。江戸は100万都市へと急成長を遂げ、現代のメガロポリス・東京の強固な基盤が整った。

共有:
山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。