海軍巨額汚職の闇!シーメンス事件の内閣崩壊劇と未公開の全貌
議会でこの疑惑に火をつけたのが、ジャーナリスト出身の政治家・島田三郎だった。島田は帝国議会の壇上で入手した資料を手に政府を舌鋒鋭く追及。「軍艦建造の背後で国家予算が食い物にされている」と糾弾し、議場を騒然とさせた。
追いつめられた首相の山本権兵衛は、海軍の創設者としての威信を保てず防戦一方に追い込まれる。貴族院による予算案否決、そして日比谷公園を埋め尽くした数万人規模の市民による抗議デモと暴動の発生。四面楚歌となった山本内閣は、疑惑の発覚からわずか数か月で総辞職を余儀なくされた。