Hiv公表の芸能人たちが闘った偏見と告白の真実、最新治療の今
近年、もっとも鮮烈な告白として語り継がれるのが、俳優兼歌手のビリー・ポーターによる発信だ。2021年、彼は14年間にわたりHIV陽性であることを隠し続けていたと告白した。カミングアウトすればエンターテインメント業界から追放され、キャリアが断たれるという恐怖に怯え続けていたという。
その沈黙を破るきっかけとなったのが、HIV/エイズが猛威を振るった1980年代後半のニューヨークを描いた大ヒットドラマ『POSE/ポーズ』での主演だった。エミー賞主演男優賞を受賞し、確固たる地位を築いた彼は「もう恥じることは何もない」と宣言。自らのトラウマを解放し、病と共に力強く生きる姿を示した。
ポーターの告白は、長年エンターテインメント業界に根付いていたHIV陽性者へのキャスティング差別やタブーを正面から打ち破る、記念碑的な出来事となった。