後藤忠政はなぜカンボジアへ?国籍・オクニャ爵位取得と現在の姿

後藤忠政はなぜカンボジアへ?国籍・オクニャ爵位取得と現在の姿

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引退と得度によって過去との決別を図った後藤が、次なる生活の舞台に選んだのが東南アジアのカンボジアでした。多くの日本人が疑問に感じた「なぜカンボジアだったのか」という点には、複数の現実的な背景が存在します。

最大の要因は、2010年代初頭から日本全国で一気に進んだ暴力団排除条例(暴排条例)の完全施行です。元組長という強烈な属性を持つ後藤にとって、日本国内での銀行口座開設、不動産契約、新規事業の立ち上げは実質的に不可能に近い環境となりました。警察当局による厳重な行動確認が続くなか、息苦しさを増す日本社会を離れる選択は必然だったともいえます。

加えて、渡米して受けた生体肝移植手術後の健康管理に適した温暖な気候、そしてポル・ポト政権による虐殺や内戦からの復興期にあり、外資や篤志家を広く受け入れていた当時のカンボジアの法制度・情勢が合致しました。熱心な仏教国(上座部仏教)であるカンボジアの文化も、仏門に入った後藤の心境に深く共鳴したと伝えられています。

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山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。