話題の「ネットミーム」の意味とは?爆発的拡散の裏側を徹底解剖
だが、誰もが気軽にコンテンツを作り変えて共有できる文化の裏には、根深いリスクも潜んでいる。最大の課題は著作権法との相克だ。ミームの多くは、既存の映画のワンシーン、アニメ画像、有名人の顔写真、第三者の音楽素材を勝手にキャプチャし、テロップを乗せて作られている。厳密な法解釈を適用すれば、大半のネットミームはパブリシティ権の侵害や無断複製に該当する可能性がある。
現状では、権利者側も「文化的な盛り上がりや作品のPRにつながる」として静観するグレーゾーンの扱いが多い。しかし、企業が商用利用でミームを安易に流用した結果、多額の損害賠償請求や炎上騒動に発展するケースも後を絶たない。生成AI技術の飛躍的進歩によって実在人物のディープフェイク画像を用いたミームが容易に作れるようになった現代において、表現の自由と権利保護の境界線はより一層あいまいになっている。