イグアナの娘が映す母娘の呪縛と愛憎!怪演と衝撃結末の深層解剖
原作の短編が持つ詩的で内省的な世界観を、全11話の連続ドラマへと昇華させた立役者が脚本家の岡田惠和だ。岡田は原作の持つコアなテーマ性を損なうことなく、主人公を取り巻く友情や淡い恋愛、学校生活の光と影を巧みに肉付けした。
少女漫画特有の繊細な心理描写を、大衆を引き込むエンターテインメントへと翻訳する手腕。登場人物たちの台詞一つひとつに宿るリアルな体温が、視聴者をリカの孤独へと強く感情移入させた。荒唐無稽に見えかねない「イグアナに見える」というメタファーを、思春期の誰もが抱くコンプレックスの象徴として見事に定着させた功績は極めて大きい。