【2026年最新ルポ】「No Footy No Life」熱狂の裏側——W杯イヤーの日本でサッカーが“生きがい”を超えた理由
渋谷や原宿、心斎橋の街頭を歩けば、その変化は一目瞭然だ。ヴィンテージのサッカーユニフォームにダボっとしたデニムを合わせ、スニーカーを履きこなす若者たちの姿が目につく。世界的なトレンドとなった「ブロークコア(Blokecore)」の波は、日本独自のストリートファッションと融合し、完全に定着した。
かつては「スタジアムで着る作業着」に過ぎなかったクラブシャツが、今やハイブランドのランウェイに並び、個性を主張するための主要なファッションアイテムとして君臨している。90年代のレトロなジャージーや、地方Jクラブの個性的な限定サードユニフォームをポップに着こなすカルチャーは、サッカーに興味のなかった層すら巻き込みながら、フットボールの裾野をカジュアルに押し広げている。