「いろは歌」を10分で完全マスター!47文字を忘れない記憶術
「いろは歌」の最大の凄みは、濁音を除く仮名47文字をたった一度ずつしか使っていない点にある。重複は一切ない。それでいて「匂い立つ花もやがて散ってしまうように、この世のすべては諸行無常である」という無常観を見事に表現した、完成された詩篇となっている。
単なる言葉遊びの域を遥かに超えている。文字を格子状に並べ替えると「咎なくて死す(無実の罪で死ぬ)」といった暗号が浮かび上がるという説まで存在するほどだ。日本の古典文学が誇るこの奇跡的な構成美は、数千年の歴史の中でも類を見ない知的パズルといえる。