イソバイドシロップ販売中止の理由とは?メニエール病患者の対応策
本剤が最も多く用いられてきた疾患がメニエール病である。内耳の膜迷路に水分が溜まる「内リンパ水腫」が原因で引き起こされる激しい回転性めまいや難聴、耳閉感に対し、水腫を取り除く治療法は臨床上の柱とされてきた。
医師が発行する処方箋医薬品として継続服用していた患者にとって、急な服用の中断は症状の再燃や悪化という大きなリスクを伴う。シロップ剤特有の服用感になじんでいた高齢患者や、錠剤の嚥下が困難な患者にとっては、単なる薬の変更にとどまらない身体的・心理的負担が生じている。