吉沢亮の美しさはなぜ色褪せない?最新作の現場で迫る造形美と真価
20代にしてNHK大河ドラマ『青天を衝け』の主演に抜擢され、渋沢栄一の13歳から91歳までを演じきった経験は、役者としての器を決定的に広げた。百姓から幕臣、そして実業家へ。時代劇の重厚な様式美を体得しながら、エネルギッシュに時代を疾走する渋沢の人間臭さを見事に体現した。
時代劇という日本の伝統的なフォーマットで培った所作や発声の強度は、Netflixをはじめとするグローバル配信プラットフォームの作品群でも強烈なアドバンテージとなっている。ボーダーレスな映像空間において、日本固有の美意識を背負いながら世界水準の演技を叩きつける。そのハイブリッドな表現力は、同世代の俳優の中でも頭ひとつ抜けた存在感を放っている。