見分けつく?たぬきとアライグマの違いを尻尾や足跡で見分ける極意
生物学の枠組みにおいて、この両者の決定的な差は「法的な指定」にある。アライグマは「特定外来生物」に指定されており、飼育や保管、運搬、野外への放出が外来生物法によって厳しく禁止されている。北米原産のアライグマは天敵が不在の日本列島で爆発的に繁殖し、農作物への食害のみならず、在来種の小型哺乳類や爬虫類、希少な鳥類の卵を捕食して生態系を破壊している。
環境省の最新の防除指針でも、アライグマによる被害防止対策は最重要課題の一つだ。対照的に、日本固有の亜種であるタヌキは鳥獣保護管理法の対象であり、無許可での捕獲や処置は認められていない。もし自宅の敷地内で遭遇した際、勝手に捕獲器を仕掛けてタヌキを捕まえてしまうと違法行為になる恐れがある。両者を混同することは、法的なリスクに直結するのだ。