見えない罠に落ちる前に!急増する巧妙詐欺の全貌と独自防衛策
Netflixのドラマ『地面師たち』が社会現象となったが、現実の犯罪現場で繰り広げられるシナリオはフィクションを遥かに凌駕する。従来の特殊詐欺で見られた「警察官」や「検察官」を名乗る劇場型の手口は、いまやビデオ通話を用いた視覚的な罠へとシフトした。
偽の警察手帳や逮捕状を画面越しに提示し、「捜査対象になっている。容疑を晴らすには指定口座に資金を一時預託する必要がある」と迫る。心理的パニックに陥った被害者は、画面の向こうの警察官が本物だと信じ切ってしまう。
長年この問題を追う犯罪ジャーナリストの多田文明氏は、「犯人グループは被害者の恐怖心と孤立感を極限まで煽る心理工学を熟知している」と警鐘を鳴らす。誰にも相談できない状況を巧妙に作り出すマニュアルが、アジトと呼ばれる拠点内で緻密に共有されている実態がある。