江夏詩織とSuの騒動から現在へ 沈黙破る活動休止の真相と転機
事態の余波は、個人的な問題の領域を遥かに超えていた。日本の音楽業界において、J-POPと本格的なヒップホップを高次元で融合させ、「楽園ベイベー」などのミリオンヒットを連発してきたモンスターグループ・RIP SLYME。彼らが所属していたワーナーミュージック・ジャパンの周辺は、連日対応に追われる事態へと発展する。
フェスへの出演キャンセル、CMタイアップの見合わせ、そして止まらないファンの動揺。グループ内でも事態収拾を巡って深刻な亀裂が生じた。長年築き上げてきたメンバー間の信頼関係に生じた隙間は、もはや埋めようがなかった。2018年秋、グループは突如として活動休止を発表。公式サイトは閉鎖され、SUはグループからの離脱を余儀なくされた。ひとつの時代を華々しく彩ったポップマシーンが、唐突にその歯車を止めた瞬間だった。