近年の自然災害はなぜ激甚化するのか?頻発する豪雨・地震の真因と対策
気象災害と並び、日本列島に住む私たちが常に直面しているのが切迫するプレート活動と活断層の脅威です。
2024年の能登半島地震では、最大震度7の激震とともに広範囲に及ぶ地殻変動・沿岸部の海底隆起、津波、大規模火災が発生しました。半島特有の地理的制約も重なり、道路網の寸断による集落の孤立が長期化するなど、過疎高齢化地域における災害対応の難しさが浮き彫りとなりました。
日本列島周辺には4つのプレートがひしめき合っており、現在は1995年の阪神・淡路大震災以降続く「地震の活動期」の渦中にあると多くの地震学者が警鐘を鳴らしています。今後30年以内の発生確率が70〜80%とされる南海トラフ巨大地震や首都直下地震は、発生した場合の被災エリア・経済的打撃が国家存亡の危機に直結する規模です。気象災害のような事前予測が極めて難しい地震災害に対しては、構造物の耐震化だけでなく、地域社会の共助体制の再構築が急務となっています。