警察官の階級ピラミッドと出世の限界!知られざる昇任試験と格差
日本のエンターテインメント界において、警察ドラマ・サスペンスは常に高い人気を誇るジャンルだ。作品内で描かれる登場人物の階級設定を見ることで、警察内部の力関係がより立体的に浮かび上がる。
国民的人気シリーズ『相棒』の主人公・杉下右京は、キャリアでありながら卓越した洞察力と妥協のない正義感ゆえに上層部から煙たがられ、「特命係の警部」に据え置かれている。本来であれば警視監クラスに出世しているはずのキャリアが警部にとどまっているという設定自体が、警察上層部への強烈な皮肉としてドラマの軸になっている。
また、社会現象を巻き起こした『踊る大捜査線 THE MOVIE』では、ノンキャリアの現場刑事(青島俊作)と、本庁のキャリア官僚(室井慎次)との間に生じる組織の軋轢が見事に描かれた。「事件は現場で起きている」という叫びは、階級社会の縦割りに縛られる警察官たちの本音を代弁したものだった。現在、TELASAやNetflixなどの動画配信サービスでこれらの名作を見返すと、階級制度のリアルな描写がより深く味わえる。