Jinの奇跡から熱愛報道の真相、二人が挑む新たな共演の全貌
テレビドラマでの爆発的な成功に先駆け、二人の濃密な協業が始まっていたのが2008年公開の日本映画『ICHI』である。東宝配給のもと、盲目の女侠客・市を綾瀬が、刀を抜けない心に傷を負った浪人・藤平十馬を大沢が演じた。激しい殺陣と静謐な感情表現が交差するこの時代劇で、二人はすでに互いの表現力を限界まで引き出し合う共犯関係を築いていた。
撮影現場での綾瀬の圧倒的な集中力と身体性に、大沢は惜しみない賛辞を送り続けたという。殺気立つセットの片隅で静かに呼吸を合わせる二人の姿は、映画スタッフの間でも語り草だ。この映画での深い信頼関係こそが、のちに『JIN-仁-』という奇跡的なドラマを生み出す土台となったことは疑いようがない。