九州ラーメンの元祖は久留米?博多・熊本との違いと2026名店番付

九州ラーメンの元祖は久留米?博多・熊本との違いと2026名店番付

九州ラーメンの元祖は久留米?博多・熊本との違いと2026名店番付について押さえておきたい ポイントを分かりやすく解説いたします。

全国的な知名度から「九州の豚骨ラーメン=博多」と思われがちですが、九州ラーメン発祥の地は福岡県久留米市です。その歴史の幕開けは昭和12年(1937年)、久留米の屋台「南京千両」の創業者が、横浜の支那そばと長崎ちゃんぽんのスープに着想を得て、豚骨を煮出したスープを考案したことに始まります。ただし、この当時のスープは現在のものとは異なり、濁りのない澄んだ清湯(チンタン)スープでした。

現在私たちがおなじみの白濁した濃厚豚骨スープが誕生したのは、それから10年後の昭和22年(1947年)のことです。同じく久留米の屋台「三九」の店主が、スープの仕込み中に火加減を誤り、強い火力で長時間煮込み続けてしまった「失敗」がきっかけでした。白濁して失敗作と思われたそのスープを味見したところ、骨の髄から旨味が溶け出した驚くほど深いコクに仕上がっていたのです。この偶然の産物が評判を呼び、瞬く間に九州各地へと伝播していきました。

久留米の味を語る上で外せないのが、久留米ラーメン呼び戻しスープの真相です。「呼び戻し」とは、スープ釜を完全に空にすることなく、前日までの熟成されたスープに新しい豚骨スープを継ぎ足しながら炊き込み続ける伝統技法を指します。熟成による独特の芳醇な豚骨臭と深いコクは、一度釜を空にして毎日作り直す「取りきりスープ」では決して再現できない重厚感を生み出しています。老舗「大砲ラーメン」などを筆頭に、この伝統技法は今も職人たちの手で大切に受け継がれています。

共有:
森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。