ジョジョ『マリリン・マンソン』の元ネタ真相!荒木飛呂彦の意図解明
90年代後半から2000年代初頭にかけて全盛期を迎えたインダストリアル・ロックは、ノイズや重厚なサンプリング、金属的なビートを特徴とする。この機械的で冷酷なサウンドの感性は、荒木が構築するダーク・ファンタジーの世界観と驚くべき親和性を見せる。
「マリリン・マンソン」のスタンドデザインを見ると、影のような流体でありながら内部に精密な計量器や金庫のような金属性の意匠が組み込まれている。重厚なノイズと無機質なビートを響かせる音楽性が、そのまま漫画表現という二次元のキャンバスへ落とし込まれた格好だ。音楽業界で一世を風靡した鋭利なサウンド・美学を、漫画業界の第一線でダーク・ファンタジーの恐怖演出として再構築した荒木のセンスは、今なお色あせることがない。