恐怖の象徴から愛される縁起物へ!「だるま キャラクター」徹底解剖
だるまというモチーフが、なぜこれほどまでに正反対の感情——恐怖と親しみやすさ——を同時に抱かせるのか。その答えは心理学的な知見からも説明がつく。
人間は他人の顔や表情を読み取ることで安心感を得る生き物だ。しかし、だるまの造形は目玉が大きく開かれているか、あるいは目が入っておらず、感情をいっさい読み取ることができない。この「無表情」が、観察者に「何を考えているかわからない」という不安や不気味の谷の感覚を想起させる。
その一方で、丸みを帯びた二頭身のシルエットは、人間の本能的な愛着を刺激する要素でもある。赤ちゃんや小動物を連想させる丸いフォルムと、読み取れない無機質な表情という二面性こそが、一度見たら忘れられない強烈なインパクトを脳に残す理由なのだ。