空也上人像の知られざる秘密とは?京都・六波羅蜜寺の真実に迫る
平安末期、六波羅の地は平家一門の本拠地として日本の政治と権力の中枢となった。平清盛をはじめとする平氏一族の屋敷が立ち並び、軍事・政治の拠点として機能を果たした時代の記憶が、今もこの境内に重厚な影を落としている。
寺内に安置されている平清盛坐像は、かつての絶対的権力者の眼光を今に伝える貴重な遺構だ。静かに巻物を手にするその表情には、政権の頂点に立ちながらも常に乱世の風圧を感じていた武将の葛藤が刻まれている。権華の夢が潰えた後も、この寺は平家の栄枯盛衰を見守り続けてきた。