空と陸から命を繋ぐ米盛病院の挑戦!高度救命と整形外科の真価
地方都市における救急医療の最大の壁は「距離」と「時間」だ。重症患者の搬送が数十分遅れるだけで、救命率は急激に降下し、仮に一命を取り留めたとしても重い後遺症が残るリスクが跳ね上がる。この過酷な現実に風穴を開けたのが、社会医療法人緑泉会が運営する米盛病院の高度救命救急体制だ。
同院の圧倒的な強みは、24時間365日体制で機能する救急医療と、長年培ってきた高度な整形外科・外傷再建手術のシームレスな統合にある。一般的な病院では、救急科で全身状態を安定させた後、各専門診療科へ引き継ぐ段階でタイムラグが生じやすい。しかしここでは、救急医と整形外科医、麻酔科医、放射線技師が初療室で最初からスクラムを組む。
骨盤骨折や四肢の切断危機、脊椎損傷といった極めて複雑な外傷に対し、ショック状態からの蘇生と同時に患部の整復・止血手術へシームレスに移行する。機能予後——すなわち「再び自立して歩けるか」を見据えた治療が、搬送直後のゼロ分目から始まっているのだ。これこそが、地域住民の生命線として同院が圧倒的な信頼を得ている診療実績の真相である。