狂気の「山盛り生ハム」と赤字覚悟の笑顔。2026年も客が絶えないあの名店の執念に迫る
目の前に運ばれてきた瞬間、誰もが息をのむ。それがこの店の日常だ。
イタリア産の生ハム原木から、スライサーの刃がリズミカルに肉を削り出していく。1枚、2枚……いや、カウントするのを途中で諦めたくなるほどの枚数が、これでもかと盛り付けられていくのだ。下の料理が見えない。器のフチからはみ出た肉がテーブルに届きそうな勢いである。まさに「生ハムの富士山」だ。
「これ、本当に一人分ですか?」と戸惑う客に対し、店主はニカッと笑って言い放つ。「足りなかったら言ってね、追加するから!」。冗談ではない。本当に足されるのだ。この圧倒的な光景こそが、SNSを通じて瞬く間に拡散し、トレンドの頂点へと駆け上がった最大の理由だ。