豊洲移転後の築地市場はどうなった?スタジアム再開発と場外市場の熱気
「卸売市場が豊洲へ行ったら、築地は廃れてしまうのではないか」という移転前の不安をよそに、築地場外市場の現在はかつてないほどの熱気に包まれています。場外市場に軒を連ねる約400軒の専門店街は健在で、移転後も「食の街・築地」としてのブランド力は一切衰えていません。
特に近年のインバウンド(訪日外国人観光客)の急増は凄まじく、もんぜき通りや波除通り周辺の路地は、連日午前中から歩行者が肩をすり合わせるほどの混雑ぶりを見せています。新鮮な魚介類をその場で味わえるライブ感、職人たちが対面で販売する活気あるコミュニケーションが、海外のガイドブックやSNSを通じて世界的なデスティネーションとして定着しました。
また、卸売市場の機能が豊洲に移ったことで、早朝の危険な大型車両の通行が減り、一般の来訪者にとっては以前よりも歩きやすく観光しやすい環境へと進化した側面もあります。プロ仕様の調理器具や刃物、乾物、玉子焼き、水産加工品を買い求める地元客と、世界中から集まる観光客が共存する活気ある空間が維持されています。