連続爆破の狂気と半世紀の逃亡劇:反日武装戦線の闇に迫る独自特集
1974年8月30日午後0時45分。丸の内のオフィス街を揺るがした凄まじい爆発音は、平和ボケしていた社会に冷水を浴びせかけた。三菱重工業東京本社ビルの玄関前に仕掛けられた時限爆弾が炸裂。死者8名、負傷者380名近くを出す惨劇となった。散乱するガラスの雨と、アスファルトを染める鮮血。これが、いわゆる連続企業爆破事件の幕開けだった。
標的となったのは、三菱重工爆破事件にとどまらない。三井物産、帝人、大成建設、鹿島建設など、日本を代表する企業が次々と狙われた。首謀者とされる大道寺将司らは、自らを「東アジア反日武装戦線」と名乗り、地下出版物『腹腹時計』で爆弾製造法を誇示しながら、無差別テロを正義と信じ込んで暴走していった。