両陛下が熱心に聴き入る「講書始の儀」最高峰の進講テーマと舞台裏
儀式そのものは厳格な宮中プロトコルに従って淡々と進行するが、その真価は儀式直後の「知られざる舞台裏」でさらに発揮される。松の間での儀礼が滞りなく終了した後、宮殿内の別室にて両陛下と進講者たちが懇談する場が設けられる。
水上交通史を長年研究されてきた歴史学者としての一面を持つ天皇徳仁さまと、国際経済の現場で培われた国際的視野をお持ちの皇后雅子さま。お二人の発される質問は極めて鋭く、かつ本質的だ。進講者は一様に「専門用語の奥にある真理を見透かされたような深い問いかけに驚嘆した」と口を揃える。形式的な儀礼を超えた、生きた知の交歓がそこにはある。