「涼しくない避暑地」の真相は?軽井沢の気温急変と現場の実態
軽井沢で気温上昇が体感されるようになった経緯解説には、地球規模の温暖化だけでなく、地域開発と局所風のパターン変化が関わっている。
1980年代から1990年代にかけて、軽井沢のアメダス観測地点で30度以上の真夏日が記録される日数は、年に数日程度に過ぎなかった。しかし、2010年代以降はその日数が倍増。近年では真夏日の連続記録がニュースとして報じられることが常態化した。
背景にあるのは、南風が山を越えて吹き込む際のフェーン現象の強まりと、別荘地周辺の樹木伐採に伴う保水力・遮熱効果の局所的な低下だ。森の木々が放つ蒸散作用による冷却効果が、建物の過密化や道路舗装によって一部エリアで損なわれ、熱が滞留しやすくなっている側面も見逃せない。