ロシアでJcbは使える?事業停止の真相と2026年最新の決済事情
JCBをはじめとする国際ブランドの一斉撤退は、ロシア国内のキャッシュレス環境に構造的な地殻変動をもたらしました。しかし、現地の決済システムが完全に崩壊したわけではありません。
ロシアでは2014年のクリミア併合以降、独自の決済インフラである「国家決済カードシステム(NSPK)」と国内ブランドカード「Mir(ミール)」の普及を国家主導で進めていました。そのため、国際ブランドが撤退した後も、ロシア国内で発行されたカードによる「国内完結の決済」はNSPKを経由して処理され、ロシア国民の日常生活におけるカード決済自体は維持されました。
しかし、外国人渡航者や海外ビジネスを展開する事業者への影響は甚大です。ロシア国外から持ち込まれたクレジットカードによる決済手段が完全に消滅したため、海外からの旅行者や出張者は、ホテル代の支払いや移動時の決済で前時代的な「現金決済」への逆戻りを強いられることになりました。