旅する表現者・西内ひろの現在地と妹まりやとの絆、新たな挑戦
芸能界という巨大なショーケースにおいて、彼女のキャリアはまさに眩いばかりのスタートだった。大手芸能事務所「イトーカンパニー」に所属し、名だたる雑誌や広告で存在感を発揮。2014年には「ミス・ユニバース・ジャパン」で準グランプリを獲得し、その端正な美貌と知性、洗練されたプロポーションで世間の耳目を集めた。「東京ガールズコレクション」のランウェイを颯爽と歩く姿は、多くの女性が憧れるトップクラスのファッションモデルそのものだったと言っていい。
しかし、スポットライトが強くなればなるほど、彼女の胸中には「自分自身の足でリアルな世界を見つめたい」という切実な渇望が膨らんでいったという。日本の芸能界が求める予定調和なイメージに自らを閉じ込めるのではなく、生身の人間として地球を体感したい。その決断が、彼女を国境を越えた長い旅路へと駆り立てることになった。