マグロは部位で別物!赤身と大トロのカロリー格差と痩せる食べ方
マグロを語る上で避けて通れないのが、部位ごとの極端な栄養組成の違いだ。文部科学省が公表する『日本食品標準成分表』の基準に照らすと、その差は一目瞭然である。クロマグロ(Thunnus orientalis)の可食部100グラムあたりの数値を比較してみよう。
赤身(マグロ)のエネルギーは約115kcal。特筆すべきは脂質の少なさで、わずか1.4g程度しか含まれない。一方でタンパク質は26.4gと極めて豊富だ。これに対して、腹側の霜降り肉である大トロは様相が一変する。カロリーは約310kcalと赤身の2.5倍以上に跳ね上がり、脂質は27.5gに達する。その中間に位置する中トロは、約200kcal、脂質16g前後と、赤身と大トロの絶妙なグラデーションを描く。
驚くべきは糖質量だ。赤身、中トロ、大トロのいずれも100g中わずか0.1g未満。炭水化物を徹底的に制限しているアスリートやダイエッターにとって、糖質ほぼゼロという事実は圧倒的なアドバンテージとなる。ただし、同じマグロを一皿食べるにしても、赤身を選ぶか脂の乗ったトロを選ぶかで、摂取する脂質量は20倍近く変わる。この「カロリー格差」の構造を理解することが、失敗しないボディメイクの第一歩だ。