マル暴の正体!暴力団と対峙する捜査四課の知られざる実態と日常
時代とともに犯罪の形態は複雑化した。銃器や薬物の密輸、外国人犯罪組織の流入、そして知能犯化する資金洗浄。こうした多角的な脅威に対応するため、警視庁をはじめとする各警察本部は大規模な組織再編を断行した。
警視庁では2003年、従来の捜査第四課などを統合し「組織犯罪対策部(通称・組対=ソタイ)」を新設。さらに近年では、急速に拡大するサイバー犯罪や特殊詐欺グループへの対策を強化するため、組織犯罪対策部の再編を重ねている。従来の「捜査第四課」という名称は看板を掛け替えた地域もあるが、培われた捜査ノウハウと対暴力団のDNAは組対の各課へ脈々と受け継がれている。
ヤクザが表舞台から潜伏し、一般市民を巻き込む闇バイトや特殊詐欺が猛威を振るう現在、マル暴刑事のターゲットは伝統的な組員だけにとどまらない。実態の見えない流動型犯罪者たちを捕捉する新たな戦いが始まっている。