没後29年、なぜ私たちは彼女の「容姿」を検索し続けるのか?東電Ol事件・渡邉泰子の写真が問いかける消費社会の闇
あの春、日本中がテレビ画面に釘付けになった。一流大学を卒業し、電力会社の幹部候補としてキャリアを積んでいた女性。その彼女が、なぜ夜の街で体を売らなければならなかったのか。メディアはこぞって彼女の「二面性」を書き立てた。昼のスーツ姿と、夜の派手なメイク。対比はあまりにも劇的で、ニュースは連日、彼女のプライベートを暴き立てることに終始した。結果として、彼女の人間性や苦悩は無視され、都合の良いキャラクターだけが一人歩きを始めたのだ。