毎日腕立て100回は逆効果?最新運動生理学が明かす筋肉の真実
この空前のブームの源流をたどると、一つの金字塔的ポップカルチャーに突き当たる。漫画家ONEが手掛けた大ヒット作品『ワンパンマン』だ。あらゆる敵を一撃で粉砕する主人公サイタマ。彼が明かした強さの秘密こそが、「毎日腕立て伏せ100回、スクワット100回、腹筋100回、ランニング10km」という愚直なメニューだった。
作品がアニメ化され、Netflixを通じて世界中に配信されるやいなや、海外のフィットネスコミュニティが即座に反応した。YouTubeでは「30日腕立て伏せチャレンジ」と題した検証動画が乱立。一般人が1ヶ月でどこまで肉体を変えられるかという検証企画は、数百万回再生を連発する大人気コンテンツへと成長した。フィクションの冗談のようなトレーニングが、現実のフィットネス文化を揺り動かした瞬間だった。