『もののけ姫』タタラ場の裏設定!モデル地や病者の理由と復興の真相
タタラ場で働く女性たちの多くは、下界の町で人身売買され、遊女(娼婦)として売られていた身の上でした。エボシ御前は彼女たちを自らの資金で買い受け、タタラ場へと連れてきて労働者としての役割と生活の糧を与えました。
当時の女性が置かれていた過酷な階級社会から彼女たちを救い出し、自立した人間としての尊厳を取り戻させたエボシは、単なる雇い主を超えたカリスマ的な指導者として絶大な忠誠を集めています。女性たちもまた、男たちに媚びることなく自活できるこのタタラ場を「下界の男どもに比べればここは極楽」と称賛し、エボシのために命を惜しまない強固な結束力を誇っていました。
公式設定資料や絵コンテなどの裏設定によると、エボシ御前自身もかつて海外(倭寇など)に売られ、頭目の妻となって過酷な境遇を生き抜いた末に頭目を討ち、富と武器(石火矢の技術)を手に入れて日本へ戻ってきたという壮絶な過去を持っています。自らが底辺の地獄を味わった経験があるからこそ、虐げられた弱者を救い上げ、武装させて自力で生きる力を与えようとしたエボシ御前の信念には、並々ならぬリアリティが宿っています。