もう伸びない!お気に入りニットを守るプロ直伝の正しい干し方
厚手のニットが冬場に乾きにくい最大の理由は、生地内部の空気層に湿気が滞留し続けるからだ。乾燥に時間がかかればかかるほど、モラクセラ菌をはじめとする雑菌が繁殖し、あの不快な生乾き臭を放つようになる。素早く乾かすための鍵は、脱水直後の「水分コントロール」と「室内の気流設計」にある。
洗濯機での脱水が終わったら、まず清潔で乾いた大判バスタオルの上にセーターを広げる。海苔巻きのように端からくるくると巻き込み、上から手のひらや足で優しく体重をかけて余分な水分をタオル側へ吸い取らせる。この「タオルドライ」を挟むだけで、乾燥時間は体感で3割以上短縮される。さらに干す場所にはサーキュレーターや扇風機を配置し、セーターの下から斜め上に向けて直接風を送り込む。空気を常に循環させることで、湿気のドームを破壊し、ふんわりとしたボリューム感を損なわずに短時間乾燥を実現できる。