なぜ今シールに大人が熱狂?平成レトロと推し活が生んだ新潮流

なぜ今シールに大人が熱狂?平成レトロと推し活が生んだ新潮流

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今回のブームの導火線となった要素の一つが、2000年代初頭のカルチャーを再評価する「平成レトロ」の潮流だ。かつて小中学生の間で爆発的に流行した、シールを台紙に貼って友人と交換し合う「シール帳」文化。これが思わぬ形で再燃した。

火付け役の一人となったのが、タレントの辻希美だ。自身のYouTubeやSNSで当時のシール帳やコレクションを披露した動画が大きな反響を呼び、アラサー・アラフォー世代の間で「実家の引き出しを探した」「懐かしすぎて鳥肌が立った」と共感の輪が一気に広がった。さらに、株式会社サンリオが往年の人気キャラクターや平成初期のデザインを復刻し、「たまごっち」などのアイコニックなアイテムと連動したシールを展開したことで、大人の購買意欲に火がついた。

「子どもの頃は小遣いが足りなくて買えなかったあのシールを、今なら箱買いできる」――。かつての少女たちによる大人買いが、市場のボリュームを一気に押し上げた格好だ。

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佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。