なぜ深夜に大行列?夜アイスブームの真相と今食べるべき人気店
この夜間スイーツという巨大市場の起爆剤となったのが、株式会社Fantasy Marketが展開する「21時にアイス」だ。代表の竹内大貴氏は、コロナ禍による外食の制限という逆境を逆手に取り、まったく新しい夜の過ごし方を提示してみせた。
「夜のドライブの目的地になる場所を作りたかった」と竹内氏が振り返る通り、同店の出店戦略は極めて明快だった。繁華街の一等地ではなく、車でアクセスしやすいロードサイドや住宅街の境界線あえて選定。座席を設けないテイクアウト専門スタイルに絞ることで初期投資と固定費を最小限に抑え、その浮いたコストを素材のクオリティとカップのビジュアル設計へと注ぎ込んだ。
夕食後の「ちょっとどこかへ寄りたい」という潜在需要をピンポイントで射抜いたビジネスモデルは、瞬く間に全国へと波及。日常の導線上に非日常のスイーツ体験を埋め込む手法は、後発ブランドの教科書となっている。